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Z-072

Z-072 覚満淵(群馬県前橋市)

通常価格(税込):
700~8,000
販売価格(税込):
700~8,000
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フォトサービス > 絶景を行く

[写真説明]


朝霧 水鏡に映る幻想

夜明けから霧が漂い出し、静かな水面から次々に湧き立った。日本百名山の一つ赤城山にある覚満淵(かくまんぶち)(前橋市)に六月中旬、夏山の絶景を求めて訪れた。日の出から約一時間半後、霧に包まれた湿原の中ほどに立つミヤマザクラなどの樹林に、山の稜線(りょうせん)からスポットライトのように朝の光が当たった。霧の水鏡も一段と鮮やかに。心を癒やす幻想的な光景に、わくわくしながらシャッターを押した。覚満淵は「小さな尾瀬」と呼ばれる高層湿原。標高一、三六〇メートル。カルデラ湖である大沼から南東に約五百メートル。湿原を一周する木道が整備され、約三十分で周遊できる。木道から霧を撮影した。霧の中から聞こえる野鳥の歌声にも魅了された。「ホーホケキョ」のウグイス。「トッキョキョカキョク」と鳴くホトトギス。ウグイスの托卵相手であり、巣を狙っているのだ。霧は姿を隠してくれる。絶好の場所だ。霧が消えるころから、せみ時雨に包まれた。七月下旬、避暑を兼ねて再び訪れた。早朝の気温は一七度と心地いい。同じように湿原は霧に包まれ、まるで水墨画の世界のよう。麓から見ると雲の中なのだろう。夏鳥の声は少なかったが、ウグイスは元気に歌っていた。誕生間もないカルガモのひな四羽が霧の水面を泳ぐ姿が印象的だった。覚満淵のすぐ近くに鳥居峠(標高約一、四〇〇メートル)の展望台がある。関東平野を一望し、秋から冬は人気の日の出撮影スポットに。運が良いと東京スカイツリーも望める。反対側の高台からは覚満淵と大沼を見渡せる。初冬には霧が霧氷をつくり、覚満淵の樹林が白く輝く。また、訪れたい。


紙面より一部抜粋(2017年8月10日発行 東京新聞)

Z-068 覚満淵の湿原 (群馬県前橋市) とは微妙にカットが異なります。こちらもあわせてご覧下さい。

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